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2014年9月28日日曜日

資産売却について〜読者の方とのQ&A

3日前にUPしたエントリ「相場高騰?!セゾン投信の全資産を売却しました。」
http://mr2-tigers.blogspot.jp/2014/09/blog-post_89.html
について、コメント欄で、AKI様から、ご質問をいただき、やり取りした様子をブログ記事にしてはどうかと了解を得たので、ご紹介させてください。

=====

バイ・アンド・ホールドを貫くつもりでおりましたが、翻意しました。

①売却しようという考えに至った判断基準(定性的)
ダウが史上最高値をつけたなどの相場に関するニュース。

株式・債券・REITの相関が近くなってしまっている(全部総じて高い)ことから、
  • 量的金融緩和が行き過ぎで市場にキャッシュがだぶついている。
  • 経済の身の丈以上のキャッシュが流通している。
  • 金融緩和が終わると脆いのではないか。
ワタシ自身の資産の最高値の運用益が出続けている。
自分なりに平素ウォッチしていた世の中の動向
  • 新聞広告
  • 電車吊り広告
  • 生活情報番組とか雑誌の特集
  • セミナーや会合のバブリーな感じの活況など
が、市場の加熱を示すものが目立ってきたように感じている。

これらをトータルに判断して、ワタシなりには、今が天井(のはるか手前かも知れませんが?)近しと判断し、現金ポジションを大幅に増やしておくことにしました。

②債券も売却している

SMTシリーズの債券インデックスを売却した理由は、世界経済インデックスファンドを中心に据える前に積立していたもので、バイ・アンド・ホールドの方針から持ったままにしていたため、この機会に売却しました。

セゾンバンガードグローバルバランスファンドに含まれている50%の債券に関しては、達人ファンドも含めて、+70%ということで、利益確定しました。
これこそ国際分散投資で、世界の成長を享受できたわけですが、成長以上にだぶついた金融緩和のだぶついたキャッシュを受け止めた結果の最高値更新ラッシュだったと理解しています。
想定をはるかに超える膨らみ方だったので、嬉しい半面、不健全な相場環境であると判断しました。(セゾン投信の運用、ファンドの設計は全く不満は無く大満足しています。)

③売却益にかかる税金が惜しい?
惜しいです。
計算すると悔しいですよね。年末までに売っておれば半分だったのに。
でも今年に入ってから異常に含み益が膨らんだというか、税金を払う惜しさよりも、相場の高騰に怖さを感じたんですよね。
まだまだ上がりそうな気もするし、続きそうな気もするし。
売却する前に税引き後の運用益を計算しました。
税金を挽回可能な状態まで下がると推察しました。

日本はしばらく金融緩和が続きそうなので、今のポートフォリオは一過性とはいえ、ホームカントリーバイアスばバリバリで日本に思いっきり偏ってますが、状況怪しくなればTOPIX ETFの1306から売却することになります。

積立は続きますし、全面的にリスクオフしたわけではないのですが、今回売却時点のデータは保存していますので、これが計算上含み損を示し始めたら、今続ける積立を大幅に増額する形で資金投入します。

④売却しようという考えに至った判断基準(定量的)

モーニングスターでセゾンバンガードグローバルバランスファンドのリターン情報をウォッチして判断しました。
国際分散投資のインデックスバランスファンドであるセゾンバンガードグローバルバランスファンドが、伝統資産(株式と債券)の2つから構成され、時価比例の構成ということで相場を表していると考えています。
「5年(年率)」が9%。「3年(年率)」が18%と倍になっている。
四半期履歴を見ても、「1-3月期」「4-6月期」あたり、少し峠を迎えた感があるような感じ。

=====

という回答差し上げました。



詳しいQ&Aは、冒頭に紹介した「相場高騰?!セゾン投信の全資産を売却しました。」のURLを御覧ください。

積立は続きますし、全面的にリスクオフしたわけではないのですが、今回売却時点のデータは保存していますので、これが計算上含み損を示し始めたら、今続ける積立を大幅に増額する形で資金投入します。

【積立中投資信託】
  • 世界経済インデックスファンド 500円/日
  • SMT アジア新興国株式インデックスオープン 500円/日
  • SMT グローバル-REITインデックスオープン 500円/日
  • SMT J-REITインデックスオープン 500円/日
  • ひふみ投信(レオス・キャピタルワークス) 10000円/月
  • 結い2101(鎌倉投信) 10000円/月
【個人型確定拠出年金(野村證券)】
  • 野村MMF(確定拠出年金向け)
【純金積立】
  • KOYO証券 10000円/月
  • 楽天証券 10000円/月
【積立中NISA(カブドットコム証券)】
  • 今年度枠33万円を残して撤退

=====

AKIさん、ありがとうございました。

また是非、コメントください。

今後とも弊ブログをよろしくお願い致します。

<結論>
みなさんも、コメント欄、お気軽にご利用いただけると嬉しいです。


2014年9月27日土曜日

セゾン投信と日本郵政の業務・資本提携に直販投信の課題を見た

2014年9月26日(金)に、大きなニュースが飛び込んできました。
  • 読売ジャイアンツのリーグ優勝
  • 新入幕の逸ノ城関が横綱・鶴竜関を撃破で金星
  • フジテレビの人気アナウンサー生野陽子さんの結婚報告
  • 人気アイドル芹那さんのお付き合い報道
  • セゾン投信と日本郵政の業務・資本提携で基本合意
ってたぶん世間的には、こんな順序だと思うんですが、一番下。
セゾン投信のニュースが流れ込んできました。

セゾン投信の株式40%を日本郵政が所有するとのこと。

一体どうなるんだ?と、これによる影響を危惧する声は多いですが、どういう影響が出るかは今後の動きを実際に見てみないとわかりません。

ワタシがセゾン投信のファンドを売却したのは、このニュースとは関係ありません。
ってゆうか、このニュースが出た時点で、もう約定成立してましたから。
<ブログ記事>
相場高騰?!セゾン投信の全資産を売却しました。
http://mr2-tigers.blogspot.jp/2014/09/blog-post_89.html

一般生活者のためのまっとうな投資信託を提供し、長期投資の啓蒙をしつつ、資産形成を目指す。。といったような各社それぞれの理念を掲げ、大手運用会社から独立し、いわゆる直販投信を立ち上げた勇者たちがいました。
  • 直販という形で限界を迎え、販売チャネルを広範囲化する動き
  • 資本を増強する動き
ということで、いろいろ曲がり角を迎えて各社、奮闘中です。
(参考:芹那)

直販投信.jpに直販投信が一覧できるようになっています。

1.さわかみ投信
  • 資本金:3億2000万円
  • 総資産額:3059億円
2.ありがとう投信
  • 資本金:2億6500万円
  • 総資産額:112億円
3.セゾン投信
  • 資本金:8億6000万円
  • 総資産額:975億円
4.クローバー・アセットマネジメント
  • 資本金:2億8000万円
  • 総資産額:54億円
5.レオス・キャピタルワークス
  • 資本金:1億円
  • 総資産額:307億円
6.ユニオン投信
  • 資本金:4億4100万円
  • 総資産額:29億円
7.コモンズ投信
  • 資本金:10億2467万円
  • 総資産額:49億円
8.鎌倉投信
  • 資本金:4億2400万円
  • 総資産額:112億円
というカンジ。

そして信託報酬が、せいぜい年間1%でやってますから、大変さがわかろうというもの。

今回のセゾン投信の動きも、今後さらなる飛躍に向けて増資して経営の安定を図ろうという意図は、責められないと思います。

<参考パラメータ>
日本郵政の資本金は、3兆5000億円
野村アセットマネジメントの資本金は、171億円
http://www.nomura-am.co.jp/corporate/gaiyo/gaiyo.html
SMTインデックスシリーズのマザーファンドの合計は、9953億円


<結論>
ベンチャーも成長過程で、大手の出資を必要とする場面が来るかもしれない。

ベンチャーらしさを維持できるか、株主利益の確保という大命題にて大手の論理・文化が混じってくるのではないか。

それは資本主義の宿命である。



2014年9月26日金曜日

相場高騰?!セゾン投信の全資産を売却しました。

ワタシなりの捉え方で、相場が天井に近づきつつあるということで、リスクオフの動きを続けています。

例えば、ブロガー仲間の方が取材を受けて載っている日経マネー最新号ですが、こんな感じ。
相場が加熱してる時に、よくこういう目次の番組とか雑誌が世に出てきます。

ワイドショーとか女性雑誌にこれもんの特集が出てきたらいよいよという兆候です。

煽り記事ではありますが、気分が煽られるどころか、相場はここまできたか、とワタシはこの目次に怖さを感じます。

ということで、前回のNISA売却に続き、今回は、一念発起してセゾン投信の積立を停止し、全資産売却することにしました。

セゾン投信については、2つのファンドを合わせて、投下元本に対して+70%という、まったく文句ないパフォーマンスを叩きだしていただき、感謝しています。
ただ、かなりまとまった投資額になっているのと、高値更新の連続で、積み立てていても高値掴みしてしまっているのも事実です。

まだ上がりそうな気もして、まだ持っていたい気もしますが、世の中が売り始めたら既に遅い。そこそこの成果で満足し、しばらく待機資金としてプールしておこうと思います。

そして、相場が下がったら、セゾン投信2ファンドから引き上げた資金は、世界経済インデックスファンドに集約しようと思っています。

下記の通り、リスク資産と積立はだいぶ、シンプルになりました。

今の自分のリスク耐性に対して、素直なレベルに収まったと思います。

====

【積立中投資信託】
  • 世界経済インデックスファンド 10000円/日
  • SMT アジア新興国株式インデックスオープン 500円/日
  • SMT グローバル-REITインデックスオープン 500円/日
  • SMT J-REITインデックスオープン 500円/日
  • SMT 新興国インデックスオープン 500円/日
  • ひふみ投信(レオス・キャピタルワークス) 10000円/月
  • 結い2101(鎌倉投信) 10000円/月
【個人型確定拠出年金(野村證券)】
  • 野村MMF(確定拠出年金向け) ←リスクオンでは、これをMSCI-KOKUSAIに切り替えるつもり
【純金積立】
  • KOYO証券 10000円/月
  • 楽天証券 10000円/月
【持ってるだけ】
  • パワーシェアーズDBアグリカルチャーファンド(DBA)
  • TOPIX連動型上場投資信託(1306)
※NISAは利用しません

<結論>
これで、米国ETFと国内現物株式を除く投資信託・確定拠出年金・NISAは、リスク資産の割合を5分の1に減額できました。まぁ何が起こっても大丈夫ですね。

リスク耐性のレベルは恒常的に同じではなく、年齢・情勢に応じて変わるということを素直に認めた上で、それに素直に行動する方が重要と判断しました。

というわけで、相場低迷期が来たら買い向かいますけどね。

セゾン投信の運用に何ら問題はありません。

注意:今のような相場がアゲアゲ状態で持ち金をすべて突っ込むような勝負をかけて、相場が落ちてきたら慌てて売る、、、というのは一番やってはいけません。
高く買って安く売ることになってしまう。

「休むのも相場」(休んでないけど)

<最新ニュース(2014年9月26日)>
【日本郵便、クレディセゾン・セゾン投信が資本・業務提携を発表】
http://www.saison-am.co.jp/release/press20140926.pdf






<他のブロガーさんの記事>
吊られた男のブログ(インデックス投資)
日経マネー2014年11月号で紹介されました - サラリーマンの投資術http://www.tsurao.com/archives/2014-09-22-1817987

"いい投資"探検日誌 from 新所沢
日経マネー2014年11月号で紹介されました

2014年9月24日水曜日

インデックスファンドとアクティブファンドの使い分け

インデックスかアクティブかという論争は、みなさん割りと好きなようです。

インデックスファンドとアクティブファンドの使い分けの話。

ワタシは、投資ブロガー名刺には、「インデックス投資家」と書いていますが、特に深い意味はなく、アクティブファンドも好きで利用しています。

【インデックスファンドとは】
対象とする株価(または債券など)指数の構成銘柄と同じ銘柄構成をすることによって、指数と連動することを目的として運用するファンドのことです。
指数の属する市場の市場平均を辿るだけの運用です。
市場が下がれば下がるし、市場が上がれば上がる。とにかく市場次第。
<ワタシが利用しているインデックスファンド>
  • 世界経済インデックスファンド
  • SMT アジア新興国株式インデックスオープン
  • SMT グローバル-REITインデックスオープン
  • SMT J-REITインデックスオープン
  • セゾンバンガードグローバルバランスファンド(セゾン投信)
【アクティブファンドとは】
徹底したリサーチに基づいて運用し、どんな相場環境でも絶対利益を追求するファンド。
<ワタシが利用しているアクティブファンド>
  • セゾン資産形成の達人ファンド(セゾン投信)
  • ひふみ投信(レオス・キャピタルワークス)
  • 結い2101(鎌倉投信)
【アクティブファンドについて】
アクティブファンドの特徴は、絶対利益追求のための徹底したリサーチですので、日本国内を対象としたファンドが有効かのかなと。
レオスのひふみ投信と鎌倉投信の結い2101については、組み入れ銘柄とかからすると、海外投資家の手が届かないというか、情報を得られない中小型株をうまく突けているのではないかと思います。
ですから、自分の資産の中でも、コア(中核)でなくサテライト(サブ)の位置づけ。
あわよくば儲かればいいな、という感じです。
レオスも鎌倉も、今後、規模が拡大していった先に、それぞれが得意とする中小型株の市場を物色し尽くして、、、となりはしないかという心配も正直あります。

カリスマ運用担当者がいつまで担当してくれるのかというのもわかりませんしね。

そういう意味でも、自分の資産の中でも、アクティブファンドは、サテライト(サブ)の位置づけ。

そして、アクティブファンドの醍醐味は、何と言っても組み入れ銘柄を眺めることです。年一回の運用報告書で全銘柄を見ることができますが、どんな会社がレオスや鎌倉に選ばれているのか、こんな会社があったのかと毎回驚かされてばかりです。

勉強になりますよね。アクティブファンドは。

蛇足ですが、レオスや鎌倉に運用方針や運用体制に不測の事態が起きた場合には、ワタシとしては、JPX日経400を利用する可能性があります。JPX日経400は、ROEなどの定量評価に加えて定性評価も加味されているため、ワタシの理解ではインデックスではなく、半アクティブだと捉えていて、日経225やTOPIXよりは、まともな組み入れ銘柄になっていると思っています。

【インデックスファンドについて】
海外のアクティブファンドも興味あるところですが、ワタシが投資信託での投資を始めた頃にアジアやアセアンの新興国のアクティブファンドでとても高い信託報酬に驚いた通り、安価で利用できるものはなかなか難しいようです。大抵が、現地の運用会社に運用委託してる形で、元請けと下請けの二重に信託報酬取られる感じで高くなってしまうのかなという感じがします。

そういう意味で、海外・国際分散投資については、指数構成銘柄をそのまま持ってシンプルに市場平均を狙うインデックスファンドが適しているのではないかと思います。

世界全体の人口はまだ増えています。そして生活を良くしていこうという本源的な欲求が尽きないとしたら、国際分散投資は、その成長に託すことができるという面が大きいと思っています。

ですから、絶対利益追求と無理せずに、そのまま成長に乗っかっていく市場平均を確実に取るだけでいいインデックスファンドが安くて確実なのではないかと。

指数構成銘柄をそのまま持つだけの運用なので、ファンドの規模が大きくなろうが、運用が長期になろうが、あまり運用担当者の異動や寿命に左右されないのではないかというのも安心材料のひとつかと思っています。

リーマン・ショックなどの世界的にドカンと下がる場合もありますから、成長に乗って右肩上がりと簡単にいくとは思えませんが、ドカンと下がるにしても、市場平均以下にはなりませんから。下がり方も、平均までという納得は得られます。

反面、ドンっと上がるときも市場平均にしか上がらないのですが、そこはリスクとリターンの関係。

欲張らなければ大怪我もないはず、と信じます。

ですから、とにかく長期・分散・低コストがモットーで、自分の資産の中でも、コア(中核)の位置づけ。

インデックスファンドはとにかく、地味でシンプルですが、欲張らなければ大怪我もしない市場平均でいい、手をかけたくない、ほどほどでいい、という人向けです。
楽しくないし退屈で、自動積立にしたまま放置というのに適しています。

ワタシがブロガーの名刺に「インデックス投資家」と書いてある理由は、市場平均で充分で運用で全く欲張ってませんし、時間も手間もかけない主義です、という意味を込めています。

【REITについて】
REITも、インデックスファンドを利用します。REITの市場が小さいので値動きが大きく、また個別のREIT会社を調べて絞り込む手間を考えると、REITの市場平均で、あくまで物価連動に乗せておくという程度。
物価連動に強いということでは投資割合を増やしたい気もしますが、市場が小さくて値動きが大きいものなので、メインに据える度胸はありません。
世界で圧倒的な規模を占める株式や債券が伝統資産と言われるのに対して、REITは、オルタナティブ(代替投資)に分類されます。あくまでサブ。補助。福神漬程度のものだと思います。
分配金欲しさに、REITのアクティブ投信一本に賭けてる人が多いですが、いかに無謀なことか。

【セゾン投信の2ファンドについて】
切り口がいきなりセゾン投信で違和感ありますが、上記の枠組みで語りづらいので。
セゾン投信は、2つのファンドで、うまい商品構成になっていると思います。

セゾンのグローバルバランスファンドは、インデックスファンドのバランスファンドなので、資産形成のコア(中核)に据えて、国際分散投資で市場平均を取りに行く堅実な運用に利用します。
各国のGDP比例の世界経済インデックスファンドとキャラがかぶりますが、セゾンのグローバルバランスファンドは、株式・債券の時価総額比例ということで、どっちが優れてるかわからないので両方買っています。

セゾンのアクティブファンドは、資産形成の達人ファンドです。これは、世界各地域に強いと思われる運用会社をセゾンが選抜して、それに投資するファンド・オブ・ファンズです。セゾンと各社に二重に信託報酬を取られますが、国際分散投資でアクティブ運用となると、ワタシは、この構造がベストだと思います。
選ばれているファンドは、個人では買えず、機関投資家専用のものがメインで、その所有する嬉しさも醍醐味です。
二重の信託報酬以上にリターンが上がるかどうかですね。現時点のパフォーマンスは充分出ていますが、少し前までは、相当ひどいものでした。
見放さない、成果が出るまで待つ、という胆力は必要です。

【参考:ホームカントリーバイアス】
初心者、入門者が陥りがちなこととして、どうしても自国の日本の占める割合が8割とか飛び抜けて多くなってしまうことがあります。
これは、ホームカントリーバイアスって言うものです。
経済大国な日本ではありますが、GDPでの世界に占める割合はたったの7〜8%です。
また、新興国すべてのGDPを合計すると大体、日本と同じくらいの規模。
ですから、「国際分散投資の割合の目安が欲しい」という方は、先進国:日本:新興国=8:1:1くらいで考えておくと大きくホームカントリーバイアスに偏ることはないでしょう。
つまり、インデックスファンドの国際分散されたバランスファンドは、大体日本が10%くらいですから、日本を対象とするアクティブファンドは、本当に福神漬程度の割合ということになります。

【参考:債券・株式・オルタナティブ(代替投資)・コモディティ(商品)】
市場規模は、債券が60%・株式が30%・オルタナティブ(代替投資)5%・コモディティ(商品)5%くらいが目安。
債券はインフレに弱くまた、リスクが相対的に低い分、リターンは控えめになります。
ですから、セオリーとしては、年齢の数と同じ割合で債券を。30代なら30%くらい。みたいな。
あとは株式中心。
オルタナティブ(代替投資)と言われるREITとかコモディティ(商品)に類する純金とかは、せいぜい両方でリスク資産全体の1割り程度。

ワタシの場合は、国別では、日本はMAXで10%。

資産区分別では、REITと純金積立が合わせてせいぜい10%で、残りは、債券と株式が半々。という感じです。

ちなみに78歳の母もほぼ同じポートフォリオです。(純金積立はやってない)


【結論】
インデックスとアクティブは、二者択一ではなく、それぞれの特徴を踏まえた上で、一長一短ありますから、長所が生きるように活用すればいいのかな、と思います。

儲けもリスクもソコソコでという市場平均のインデックスを軸に、色気を出す部分はあくまで福神漬程度の割合で、というのがワタシの身の丈に合っています。

【関連ブログ記事】

ポートフォリオ公開




<おまけ>
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2014年9月22日月曜日

リスクオフ!NISA資産を全売却しました。

先日のブログ記事「そろそろ天井?リスク資産を一部売却しました。にて、資産の一部利益確定の売却および換金について書きました。

今回は、その際に保留しておいたNISA口座についてです。

カブドットコム証券で、世界経済インデックスファンドを、毎月1日、8日、18日、26日の4回2万円ずつ積立を行い、10000口の買い付けでのお釣りを、通常の特定口座で世界経済インデックスファンドを買い付ける、という運用でやってまいりました。

これも、天井を迎えているのではないかと判断し、これ以上積み立てても高値で買うばかりで、買付単価を上げてしまうばかりで評価益が頭打ちになるだけではないかと思いました。

やがて下がる前に、ここで積立を停止し、全解約して利益確定することにしました。

  • 100万円枠中、648,802円利用
  • 評価益: 44,065円 評価益(投下元本に対して+6.8%)※今日約定時点で+7.1%
  • 免税額: 8,813円

NISA制度設計の基となったイギリスのケースは、ISA制度は恒久化され、年金の補完的役割を担えるべく、制度が位置づけられています。

日本はそれを真似たはずなのですが、NISAは、

  • 財務省方面にとっての時限的な免税措置で税金取りたいから恒久化に前向きでない
  • 金融庁方面にとっての市場を活況にすることで金額上限上げとけばいいか程度。貯蓄から投資にマジで移行されちゃうと国債売れなくなる。
  • 厚生労働省方面にとっては、年金大丈夫と言ってしまってるためか、NISAを恒久化して年金の補完に役立ててもらおうという発想は無いようです。ここがイギリスと大きく異なる。
よって、恒久化されないとワタシにとっては、イマイチ、メリットがないNISAなので、NISAが口座はそのまま維持したまま、制度が恒久化されるまで、もう利用するのを止めることにしました。
(参考 野村證券NISAチーム:池田香奈江さん)

相場が総じて天井に近いと思われるため、今回のNISA売却で出た評価額は全額、待機資金として預金口座にプールしておきます。

市場がガーンと下がった時に下落から防ぐとともに、激安になったところを一気に買い向かいにいける資金を手元に置いておくということです。

<結論>
さぁ、免税額の8,813円で横山美雪のDVDでも買うか。

リスクオフの売却はまだ続きます。

池田さんの動画
https://www.youtube.com/watch?v=nWmX1yXcolM&feature=youtu.be

<過去の関連記事>
そろそろ天井?!リスク資産を一部売却しました。
http://mr2-tigers.blogspot.jp/2014/09/blog-post_12.html

2014年9月20日土曜日

なかなか健闘?でも評価損の純金積立

9月21日一部加筆。
純金積立をしています。

3社で並行して積立していたうち、エース交易が撤退してそれをブログにして以来、久しぶりに振り返ってみます。

一応、ハイパーインフレ対応なんていうことで始めたんですが、続けてはいるものの、人に勧めるか?と言われるとNoです。

手数料高くてね。私のやってる二社で言いますと、、

  • 楽天証券:2.625%
  • KOYO証券:年会費1500円(私は毎月1万円ずつ利用してますので、1.25%)
販売手数料無料で、コンマ何%ってゆう投資信託と比して、全然高いです。

さらにスプレッドと称して、各社おおむね買付け価格より売却金額が60円安いんですよね。これも手数料と同様の負担です。

率に換算すると、買付け価格が昨夜でだいたい1グラム4346円でしたから、1.38%?高い。

ということで、勧めません。純金積立。

でも、自分の資産の中でコモディティ(商品)分野としてひとつ加えておきたくて続けています。

金は、金が働いているわけではないので、金利はつきません。それゆえに、資産運用の主役になることはなく、あくまで脇役。

自分の持つリスク資産の1割くらいを金で、というのが目安です。ワタシはそこまで増やすことはないと思いますが。

金は、政情不安や天変地異など、異変が起きた時に強く、株が暴落した時に株から資金が流れ出て金に流入するという傾向。株と逆相関の傾向です。

ゆえに、東北の震災の時に、積み立てていた金を取り崩して学費に用立てたとか、そういう、いざという時の保険的な利用方法が正しい方法。

金先物とかのイメージが強くて殖やすイメージが強いですが、特性はあくまで守り。保険。

欧州は、地続きの戦争が続いた歴史的背景もあり、金を一定量持つ習慣があります。

貨幣よりも金というリスク感覚を持っているのですね。

また新興国(インドや中国)では、金は、運の象徴で、金信仰があり、需要は尽きません。

ただ、金の採掘は頭打ちで、採算の取れない深く危険なところまで掘らないと取れない状況にあり、地球上で、オリンピックプール4〜5個くらいの量しかないと言われています。

日本はあまり金に無頓着な民族で金の備蓄は大したことないですが、欧米の政府では金の備蓄量を非常に気にしています。

ゆえに、供給が限られていて需要は尽きないという意味で、金の資産価値は信用できるというのが金を資産に組み入れる根拠とされています。

というわけで、国内では、どうしても胡散臭い世界だと思って3社で始めましたが、案の定、先日、1社(エース交易)が脱落で。。

手数料体系は以上の通りなんですが、純金積立のシステムは、月額を決めて、前月末に引き落とした後は、当月の営業日に均等割りされて毎日積立です。

ワタシの大好きな毎日積立♪

金価格の予測は、金融の中でも最難関のひとつだそうで、プロのディーラーでも、生涯で、大相撲でいうところの8勝7敗の辛うじて勝ち越し、というのが超優秀とされるくらいの難度だそうです。

というわけで、プロのディーラーでも、プライベートの運用は純金積立という人も多いとか。

では、ワタシの現時点での成績です。
  • 楽天証券:マイナス6.39%
  • KOYO証券:マイナス2.90%
ということで、消費税払ってる割にはいいじゃん、という気がしますが、今、プラスでもしょうがないので、マイナスに甘んじて、コツコツと平均買い付け単価を下げ続けることとします。
(出典:楽天証券)
赤は上昇。青は下降。昨日とかドーンと下がってて、「買い場か?!」とか色めき立ちますが。。
(出典:楽天証券)
年単位で見ると、ゴミみたいなもんで、全然安くなってないです。

<結論>
  • どんなに安くなっても買い続けること(金の第一人者の豊島逸夫氏談)
  • 絶対、人に勧めない手数料の高さ
<過去の関連記事>
純金積立:金の2種類の保管方法

2014年9月17日水曜日

売れ筋の毎月分配型の投資信託の悲哀

日経新聞とかで売れ筋の投資信託だったり分配金が盛んに出る投資信託としてトップ10とか、に出てくる楽天USリート・トリプルエンジン。
http://www.rakuten-toushin.co.jp/fund/riter/#feature

【REIT(リート)とは?】http://cecilian.biz/reit/about.htmlーーーー
リートとは不動産投資信託のことをいい、Real Estate Investment Trust、略してREIT(リート)と呼ばれます。
リートは、多くの投資家から集めた資金でオフィスビル、住宅、商業施設、物流施設、ホテル、シニア住宅、インフラ施設等の不動産を購入し、賃貸収益や売却益などを投資家に分配する投資商品です。

リートではこれまで個人では困難だった実物不動産への投資が、比較的小額な金額で投資できるようになりました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
楽天USリート・トリプルエンジンは、レアル・豪ドル・リラの3つの通貨のファンドがあります。

今回は、その中でダントツに売れてる
  • 楽天USリート・トリプルエンジン(レアル」(純資産額1340億円!)
SMTシリーズhttp://goo.gl/1kiLJJ
  • J-REITインデックス(純資産額85億円)
  • グローバルREIT(純資産額93億円)インデックス
の3本のREITのファンドを比較します。
(2010年8月31日を10000円とし、日毎の基準価額データに基づいてグラフ化)
2010年8月31日を10000円とし、営業日で1391日経過後、9月12日時点で、
  • 楽天USリート・トリプルエンジン(レアル6727円 青線
  • SMT J-REITインデックス16814円 赤線
  • SMT グローバルREITインデックス16906円 橙線
1万円以上の差が出ています。

楽天USリート・トリプルエンジン(レアル)は、分配金、出まくってます。
(出典:モーニングスター)
(出典:月次レポート)
設定来の分配金累計が7450円ですから、この金額を上記の6727円にそのまま加算しても2つのインデックス投信の基準価額に届きません。
さらに、7450円から税金20%が差し引かれますから、分配金は手元には5960円しか残りません。
分配金を再投資しようが手元に残そうが、総額は市場平均を辿る運用のインデックス投信に対して4000円くらい劣っている。

楽天USリート・トリプルエンジンは、当ブログの以前の記事、「買うな!NGワード集」http://goo.gl/ftmCBKで紹介したNGワード、
  • 「売れ筋」
  • 「トリプル」
  • 「分配金」
  • 「プレミアム」
  • 「通貨選択型」
  • 「デリバティブ」
  • 「○○戦略」
が該当します。

同じREITなのに、市場平均を辿るだけのインデックス投資信託と、何でここまで差が出るのでしょうか。
(出典:目論見書より)わかりますか?この構造を、「3階建て」と言います。
このA〜Cの相関関係というか、何がどうなると基準価額が上がって下がるのか、さっぱりわからない。
もうここまでくると、投資信託の構造が複雑すぎて、基準価額が下がりまくってるのが、通貨のせいなのか、毎月出まくる分配金のせいなのか、デリバティブのせいなのか、よく分かりません。
(たぶんすべてが裏目に出ている。)

また、当ブログの以前の記事、「買ってはいけない投資信託の看破のしかた」http://goo.gl/aX12bxで紹介した方法。
信用できる投信情報サイトである「投信まとなびhttp://www.matonavi.jp/を使って、月次資金流出入額を見てみます。

楽天USリート・トリプルエンジン(レアル」(純資産額1340億円)
意外なことに、ガンガン売れてます。安いので買おうという逆張り?
楽天証券サイトによると、全銘柄の買付の中で2位!大ヒット商品ですね。
でも、3階建の相関関係を説明できる人というか理解できる人がこの中にどれだけいるのかどうか?(ワタシはわかりません)
②SMTJ-REITインデックスオープン(純資産額85億円)
細々と。ワタシの積立も細々ですからこんなもんか。
SMTグローバルREITインデックスオープン(純資産額93億円)
意外に健闘。
売れてるからといって。。。。ですね。

<結論>
売れ筋だからと言って飛びつかない。

「買うな!NGワード集」http://goo.gl/ftmCBKを参考にしてください。

<おまけ>
インデックス投資ブログランキングで1位になることができました。
ありがとうございます。
引き続き、ポチッと押していただけると励みになります。



2014年9月16日火曜日

読後感想:定年に備えるお金の教科書

<書籍>
あなたの老後資金、大丈夫? 定年に備えるお金の教科書 単行本 – 2014/8/27
野尻 哲史 (著)
学研パブリッシング
著者からのメッセージ
http://www.matonavi.jp/news/2376

<著者について>
著者は、フィデリティ退職・投資教育研究所所長。
著作物や記事多数。
会合で会食したことがありますが、明るくユーモアがあって、とてもまともな専門家です。
このサイトも参考になります。
http://money.fanet.biz/study/interview/tse/etf/wakaru/19.html

<感想>
長生きは95歳まで備えると。厳しいわ。
でも80歳って平均寿命だからね。意外に90代まで生きちゃうかも知れないし、足りないより、余るくらいがちょうどいいから。
インフレはわからないね〜。インデックス投信で市場平均に乗せてれば、インフレに応じて期待リターンの年率もインフレ率を織り込んだ値になってくれるんじゃないかという程度しか考えてない。
あと不動産投資信託のREITインデックスを盛り込んであるのと、純金積立。

退職後の支出はそんなに変わらないんだって。教育費とか旅費とかが減って医療費介護費が多くなるって。想像に難くないね。
運用しながら資産を取り崩すというイメージはその通りだった。

現役感覚で使うと倍のスピードで資産がなくなると。だから、今、生活費をちゃんと見つめて質素な生活を心がけているのは老後にも必ず生きる。というか、今、杜撰だったら老後に対応できないということね。

年金受給者世帯の世代別の支出イメージは、とても生々しいものだった。こんなに費目の割合が変わってくるんだね。というかんじ。(47ページ)

ツィッター仲間のテリーさんと会話した通り、夫婦世帯と一人暮らし世帯ではそのまま半分になるわけではないというのは本当だった。

老後の住宅の問題は、ブロガー仲間のあんこもちさんが言ってた通り、無職になって保証人がいないと賃貸で契約するのは辛いことになる。というのは書いてなかったけど、本当のことだと思う。
ワタシの場合は、それを気をつけなくてはならない。実家に帰るか。

退職金、年金、年金の3階層の話、ねんきん定期便の内容も確認しておきたい。
年金給付を遅らせると受給額を増やすことができるって空手形になるかどうか心配だけど知っておきたいところ。
今のところ、確定拠出年金の話しか真面目に考えてないからなぁ。

リタイヤして、年金もらいながら再就職して収入が上がると年金減額されちゃうから注意。
扶養家族控除を得るためにパートの給料を抑えておくみたいな感じのことも必要かも。

積立投資、60歳までの資産形成、95歳までの運用しながら取り崩しというイメージは合っていた。
とにかく資産形成は少しでも早く着手した方が楽。そしてリタイヤ後は、減らす速度を抑える。

コンビニもない田舎暮らしよりも、コンビニとかある程度の都市機能のある地方都市が狙い目というのも納得。実家のある八王子とかいいかもな。甲子園の近い関西も魅力。
東京都心より物価の低いところで暮らすのは有効だと思うし、そういうイメージがあった。
田舎暮らしとか、新興国暮らしは、無理だろう。ギブアップする人が多いんだって。

年代別の資産形成のイメージはOK。イメージ通りだった。

投資資産運用のイメージはOK。国際分散投資。資産区分のポートフォリオ。分配金なし。外貨預金とかFXは不要。
<95歳までという資産形成・資産取り崩しイメージ>
野尻さんの言に従って、モーニングスターの金融電卓を使って試算してみます。
http://goo.gl/mPDSRF

想定運用利回りを3〜4%程度の無理のない資産運用をしながら、60歳から95歳まで、毎月25万円ずつ取り崩すイメージで、用意すべきは60歳で6000万円。
運用しないで毎月25万円ずつ使うと80歳で資産枯渇します。
60歳で6000万円用意するには、25歳から元手ゼロで始めるとして、毎月7万円ずつの積立で、想定運用利回りを3〜4%程度の無理のない資産運用をしながら、35年間。預金や定期預金で貯めるだけだと2940万円にしかなりません。
<結論>
やはりワタシの持論である、資産形成は、稼ぎ・節約・資産運用の3本柱であることは間違いない。

先送りにしたり、どうにもならんと諦めたり、期待してない政治に期待したり、目を背けたい先々の話ですが、現役世代として真正面から向かい合わないといけない問題で、こういう本がありそうで無い。

【過去記事】

騰落率ランキングにだまされるな

騰落率ランキングにだまされるなという話です。

「騰落率の全投信のランキング」(2014年6月末時点)
日経電子版9月15日http://goo.gl/uQEblT
このランキング上位5ファンドに、世界経済インデックスファンドを加えた6ファンドの基準価額推移を可視化してみます。

  1. HSBCインド・インフラ株式オープン 水色
  2. T&Dインド中小型株ファンド(ガンジス) 紫色
  3. アムンディ・インド・インフラ株式ファンド(マハラジャ・インフラ) 緑色
  4. ネット証券専用ファンドシリーズ 新興市場日本株レアル型 橙色
  5. DIAM新興市場日本株ファンド 赤色
  6. 世界経済インデックスファンド 青色
(2011年7月29日を10000円として、9月12日までの日別基準価額推移をもとにグラフ化。)

6ファンドのうち、ど真ん中を国際分散が効いた世界経済インデックスファンドが安定して貫いていることがわかります。

新興市場日本株(赤色)が大きな乱高下で上を走っていますけど、値動き大きいですね。

それをレアルでヘッジしたレアル型(橙色)が、上記ランキング入りした6月末時点でピョンと跳ね上がっています。でもこれも横軸の前半は、1万円を切って最下位を突っ走るなどすごい値動きです。

マハラジャ(緑色)とHSBCインド(水色)が、1万円を切る長い低迷を経て、これらも、上記ランキング入りした6月末時点でピョンと跳ね上がっています。

ガンジス(紫色)は、8月に入ったところで、大暴落しています。るように見えますが、8月11日に分配金4800円!を出して、基準価額がストンと落ちています。「分配落ち」と言います。
※エムアットさん、ご指摘、ありがとうございます。
これで見出しは、インド株が躍進などと踊ってるわけで、勘違いしますよね。
いかにもインドが良さそうな感じがするけど、この折れ線グラフで採取した3年間の推移でのインド株関連投資信託(グラフの下位3本)は、インデックスで国際分散投資した市場平均の平均である世界経済インデックスファンドより劣っています。

<結論>
こういうランキングに入る投資信託は、「過去1年騰落率」というランキングだが、ランキングをサンプリングした時点で瞬間最大風速的にたまたま成績が良好だったに過ぎない。

この騰落率が、今後もしばらく続くのではないかという錯覚をする分だけ質が悪い。

ちなみに、ランキング入りした投資信託はいずれも信託報酬高すぎ。世界経済インデックスファンドの2倍〜4倍というボッタクリ。

こういうランキングを見て買うのはやめよう。
(新聞とか雑誌は、こういうランキングを掲載するのがなぜか好きだけど、全く参考にならない。)

2014年9月14日日曜日

続・分配金の基準価額への影響

前回のブログ記事「分配金の基準価額への影響」goo.gl/5r898cにて、マネックス資産設計ファンド(隔月決算型)とeMAXISバランス(8資産均等)を比較しましたが、マネックス資産設計ファンドに無分配の(育成型)がありましたので、(隔月決算型)と(育成型・無分配)とで比較できました。
2008年1月9日を10000円として、基準価額の推移をグラフ化。
営業日で1641日で、1137円の差。
隔月決算型が今日現時点までの分配金累計が、1185円(税込)。
税抜きだと948円。

<結論>
分配金で1185円(税込)もらった結果、基準価額で1137円下回る。

分配金でもらえる金額が、税抜き後948円になるため、再投資しても基準価額で下回る分を挽回できない。

分配金の基準価額への影響

ゴーヤーちゃんぷる( )さんのご両親の大事な退職金・老後資金が、分配金投信に吸い込まれそうということで、
ブログ:沖縄の空からゴーヤーの独り言
親を説得することができるか(追記あり)
http://blog.livedoor.jp/minaminoshimadek2k2/archives/12818463.html
というSOSが出たので、及ばずながら(勝手ながら)助太刀を試みます。

分配金を出す場合とそうでない場合で、どんな差が生まれるか、試算してみました。
2011年10月31日を10000円として、2014年9月12日までの基準価額推移をグラフ化。
  • eMAXISバランス8資産均等 青線
  • マネックス資産設計ファンド<隔月決算型> 赤線
① eMAXISバランス8資産均等

8資産均等は、これまで分配金は出していません。

② マネックス資産設計ファンド<隔月決算型>
マネックス育成型は、新興国株式・新興国債券が入ってない6資産なんですけどね。
隔月でチビチビと分配金が出ます。
今日に至るまでの累積分配金は1185円。


しかし、708営業日を経て、この2ファンドの間で、基準価額で3711円の差がつきました。
推移で見ると、この差は今後も開く一方でしょう。

<結論>
8資産と6資産の対比資産であったが、分配金を出すと複利の差が基準価額に歴然と出てしまうようです。
その差は、分配金合計の1185円が運用から外れた分、基準価額で3711円(37.1%)もの差となって出ました。
1185円もらっても、3711円安くなってしまう。

基準価額推移の比較(世界経済インデックスファンド・SMTアジア新興国インデックス・SMT新興国株式インデックス)

3つのインデックスファンドの日別の基準価額推移をダウンロードして、比較してみました。

  1. 世界経済インデックスファンド(橙色)
  2. SMTアジア新興国株式インデックス・オープン(青色)
  3. SMT新興国株式インデックス・オープン(赤色)
2011年11月25日の基準価額を10000円とし、2014年9月12日までのデータを採取してGoogleスプレッドシートにて作製。

たった8カ国分散(中国・韓国・台湾・インド・インドネシア・マレーシア・タイ・フィリピン)のアジア新興国株式インデックスが、世界経済インデックスファンドと、かなりシンクロしていることに驚きました。

分散通貨も分散国も、債券有無も違うのに、意外な結果です。

実質コストは、アジア新興国株式インデックスが1.07%で、世界経済インデックスファンドは0.64%。倍近く違います。

【簡易に実質コストを求める方法】

①アジア新興国株式インデックス
 信託報酬0.648%(目論見書より)
 運用報告書の費用明細で計算 0.648÷93×154=1.07%
②世界経済インデックスファンド
 信託報酬0.648%(目論見書より)
 運用報告書の費用明細で計算 0.54÷88×104=0.64%
でもいい勝負だったりしますね。

アジア新興国株式インデックス、他のファンドとかとも比較していこうと思います。

<結論>
世界経済インデックスファンドもアジア新興国株式インデックスオープンも、2つともカブドットコム証券で毎日500円ずつ積立してますが、こう見ると、併用してる意味は全くないですね。我ながら。
実質コストが安く、国際分散投資で株式・債券に50%ずつと徹底して分散できる世界経済インデックスファンドだけで充分であることがわかります。

上記のように、簡易方式ではありますが、実質コスト計算は、投資信託を吟味するのに結構有効なので覚えておきましょう。

2014年9月12日金曜日

貯まらん人は堪らん

「貯まらない人がよく言う危ないセリフTOP5」という記事を見かけました。
http://allabout.co.jp/gm/gc/376015/

投資の初心者・入門者の集まりとかで、よく耳にするセリフが並んでいますので、紹介しながら私見を述べてみます。

TOP5「ゆっくり考えます」。
これ、よく聞くセリフです。
会合でお会いした方は、大抵一期一会で、二度と会うことがないですが、たぶん、何もしないんだろうなぁ、という、小学生の学級会で「考え中です」と言って発言をパスした子が考えた末に意見を言った試しがないのと同じかと。
このまま何もしないと、どうなるのかを考えてみればと思うのですが。
自分の問題ですよ。
かと言って、この記事にあるように、「銀行に行く(行って相談?)」は食い物のされるだけなのでやめといた方がいいと思います。
まずは、手元の預金残高とか、月々の出費の内訳を書き出してみるとか、前回のブログ記事「老後までにいくら貯めるか。老後にどう使うか」で紹介したように、モーニングスターの金融電卓を使って、貯め方、殖やし方と、取り崩し方のイメージを持ってみるとかですね。

TOP4「今は無理だけど」。
これも、よく聞くセリフです。
「今は無理だけど、、」という人は、将来も、「今は無理だけど、、」と言っています。きっと。
今、一歩踏み出すことができなければ、将来も、一歩踏み出すことができません。
これもまた前回のブログ記事「老後までにいくら貯めるか。老後にどう使うか」で紹介しましたが、節約と資産運用は、早く始めた方が(少しでも)楽です。

TOP3「これには理由が」。
これも、よく聞くセリフです。
ネガティブな理由は、いくらでも思いつきます。
でも、ホントに自分のこととして危機感無い場合の典型例ですよね。
危機感あったら四の五の言わずに、、という感じで行動するはず。
これもまた、前回のブログ記事「老後までにいくら貯めるか。老後にどう使うか」で紹介した通り、老後にいくら必要か、それを貯めるのにいかに大変か、というのを思い知る必要があります。

TOP2「貯まらないんです」。
これも、よく聞くセリフです。
こういう人って、小さい時から貯金が苦手だったり。お小遣い全部使ってしまうタイプかと。
聞いててこっちが、「堪らないんです」と言いたくなる。
資産運用は、500円ずつからでも始められます。5千円でなく500円です。
毎月500円浮かすのは楽勝でしょう。
毎日500円浮かせば月1万5千円も浮くことになります。
毎日1000円浮かせば月3万円も浮くことになります。
千里の道も一歩から、です。

TOP1「今月はたまたま」。
これも、よく聞くセリフです。
たまたま、は誰にでも、いつでも来ます。
たまたま、を織り込んだ上で計画を立てなくてはいけません。
無計画な使い方をしていたら、いくら収入がUPしても足りません。


<結論>
資産形成は、節約・資産運用・自分の稼ぎの3方向から考える必要があります。

自分の稼ぎを上げるのは容易ではない。楽観的、強気な見通しは避けるべきです。

でも、資産運用は、インデックスファンドで国際分散投資した年率3〜4%で想定するのが無難です。それ以上期待できない。してはいけない。

そうなると、自分でも一番頑張れそうなのは、節約ということになります。

でも長続きするやり方を探さないと元の木阿弥。

そして、ただひたすら自分に忍従を強いるやり方では精神的にも貧しくなってしまいます。

節約は、削る、うまく使うの2本柱。このブログでも、追って少しずつ考察していきたいと思います。

いくつかの例として、以下の3人の方を紹介しておきます。

①家計簿一切を晒しているモカヲ()さんのブログです。
ブログ:長期投資で自分年金づくり
三十路・独身・一人暮らしの毎月の固定費はいくらぐらいなんでしょう?http://kazutochie24.blog.fc2.com/blog-entry-1082.html

②これも家計簿晒し系の主婦あんこもちさん()のブログです。
ブログ:貯金生活はじめました(家計簿と身近なお金の話)
http://chokinhajime.blog.fc2.com/blog-category-2.html

③さらに子供三人!で奮戦中のモ人SYO-GOさん()のブログです。
ブログ:これが我が家の生存戦略
http://seizonsenryak.jugem.jp/

<おまけ>
前回のブログ記事「老後までにいくら貯めるか。老後にどう使うか」で紹介したように、地味でシンプルなインデックスファンドな投資信託を利用した資産運用の想定運用利回りの目安は年率3〜4%くらいだと申し上げました。

それ以上の想定運用利回りを提唱する運用方法は、期待リターンと同じ勢いで痛い目に遭います。
このように、運用で年1%も上げるのは大変なことなんですが、コストとして取られるとか、自分で使ってしまう場合は、あっという間というか一瞬なんですよね。

投資信託も、「購入時手数料」などと税込み3.24%も差し引かれると、大変厳しいことがわかりますね?取られて一瞬で失います。取り返すの大変なのに。

たとえば、ATMで1万円引き出すのに108円取られると、1.08%がコストです。一瞬でしょ?

無料の条件とか調べて引き出さないと。節約ってこういうことの積み重ね。

でも気にしないと、このようにあっという間に使ってしまう。

ATMで1万円おろして、108円取られてもたかが100円ちょっとだなんて全然気にせずに、暑いから、帰りにスタバで○○フラペチーノを飲んだ、、、などという金銭感覚の生活を続けていると、大変なことになります。

スタバに行く分、何かを削りましょう。

とにかく、金額と率の両方で考えるクセをつけましょう。

金額で大したことないと感じても率にすると結構高い。率で大したことなくても金額にすると結構高い。

リボ払いなんて利用しちゃうと実際の買物金額にプラスして年率15%も余計に払わなくてはいけません。資産運用での想定利回りが年率3〜4%なんて全然話にならないでしょう。

不要不急、分不相応な買い物をリボ払いなどという見た目だけ便利な買い方で買ってしまうと、年率15%などと取り返せない利息を背負うことになります。

ボーナス先払いもなるべく避けるべきです。リボ払いのような金利はかかりませんが、ボーナスを前借りするようなお金の使い方をすると一向にお金は貯まりません。
今まで、安直にボーナス払いにしてたような買い物を、通常月の節約から捻出するだけでボーナスを少しでも守ることができます。先々の収入を先食いしないことです。先食いするクセを治すこと。

さらに加えると、「資産運用はよく解らないから銀行におかませしよう」などと、今、流行ってるらしいラップ口座なるサービスを契約すると、これもそれだけで最低でも年率1%取られ、さらにラップ口座で取引される投資信託は、購入時手数料が税込み3.24%とかで信託報酬は年率2〜3%も取られるものが大半ですから、資産運用の年率3〜4%くらいが目安の想定運用利回りはあっという間に相殺されて自分に入る分がゼロかマイナス(自分で投資した分が減る)になってしまいます。

  • 確実なのは、稼ぎ。
  • 自分で努力できるのは、節約。
  • あくまで補助ですが、利用せざるを得ないのは、資産運用。

自分のことです。よく考えましょう。でも冷静に。

ワタシもお節介でこういうブログを書きながら読み返しながら自分で自分を励ますことによって、節約と資産運用が続くようになんとか工夫を続けています。

<過去の参考記事>
将来を心配するワタシを資産形成へと導いてくれた本たち

買うな!NGワード集
http://goo.gl/WDilu2

買ってはいけない投資信託の看破のしかた
http://goo.gl/CymnGG

千里の道も一歩から
http://goo.gl/tRVOsi